節約主婦の悪戦苦闘・節約してお金を生み出す裏技

2011年01月19日

(3)大家さんの三人姉妹とアンジェ

大家さんはでは、女の子ばかりの三人姉妹でした。


仙台の電力会社に勤めている父ちゃん(お父さん)とかあちゃん(お母さん)
の5人家族です。



「離れ」には、アンジェの家族、パパ、ママ、アンジェの三人住んでいますので
この家には、8人の人が住んでいることになります。



アンジェは、おっぱいとミルクを飲んで日に日に成長しています。

生まれたときは、3060グラムだったのが3ヶ月の間に千3百グラムも増えて
元気な笑顔を振りまくようになてきました。




大家さんの三人娘たちがかわるがわるアンジェをあやしに来ます。
一番上のお姉さんの綾さんは、高校生で朝早くのバスで仙台の女子高までかよていきます。





綾さんは、学校に行く前に離れ座敷をのぞきに来ます。

「アンジェ!行ってくるね!」

一言ことばをかけるとパタパタと靴の音を残してバス道路の方に走っていきます。

「ぶーあぶ、ぶーあぶ」

アンジェは、小さな手を振って見送ります。





二番目のお姉さん、澄江さんは、

「アンジェちゃんのミルクできたよ。お出で!」

と、アンジェを抱き上げると横抱きにして哺乳瓶の口をアンジェに含ませてくれます。

まるで、お母さんみたいに暖かい膝の上でアンジェはいい気持ちで眠ってしまうことも度々です。




三番目は、安子ちゃん!

かあちゃんは、「安べい」と呼びます。

今年、小学校の一年生!

「アンジェなんが、大嫌いでよー」

と、言って舌を出し「ベロベロ バア!」とおどかします。





三人がそれぞれ学校へ行ってしまうとアンジェは、かあちゃんとゆっくり遊びます。

「アンジェ、今日は、畑の草取りだよ。おとなしくするんだよ」

お母さんは、アンジェを背中におんぶして手ぬぐいをかぶり畑に出て行きました。




そのころは、まだ、働くお母さんは珍しく、この館山町で保育園に入れる家庭は稀でした。

「小さい子は、親から離れない方が良いよ。やぱり!」

「でもね、これから、外で働く女の人が多くなるんだから、保育園での生活は大事だと思うよ!」

綾さんと澄江さんが、珍しく議論をしています。




「都会の人は、そうだとしても、この田舎ではね!」

と、言う澄江さん



「この町は、3年保育でも4歳児からだから可哀想だよ。見てご覧ん!
ママが 働いているのにアンジェは、保育園にはいれないからー」

綾さんは、保育制度の遅れを指摘していました。




「あら、アンジェ・ママは、アンジェが可哀想だから、かあちゃんに頼んだんじゃなかたの?」
澄江さんは、驚きを顔に表していました。

そうなんです。まだ、働くお母さんの時代ではなかたのでした。



保育園の子どもたちは、園庭の前にある「小鳥の家」に集まっていました。

「黄色い鳥は、インコ!」

「嘴が赤いのは?」

「ああ、あれは、文鳥!」

「あの目立たない鳥?は!」

「あれは、十姉妹」

アンジェ・ママは、小鳥たちが枝から枝に飛び移る様子を見ながら、子どもたちと話しています。

こんなときは、自分の子どものことなど思い出す暇は無いものです。





アンジェのママは、出産の時、輸血をしていました。
その後、このことは、一家にとての一生抱える問題になたのです。




輸血による肝炎、その頃は、ビールス性肝炎と言われていて輸血のほとんどが
売血でまかなわれていた時代でしたので命の危険からの脱出だけで安心してしまて居ました。

が、発病は、2週間後にやってきました。



治療は、毎日の注射と飲み薬が山ほど、気だるく破気のない毎日がつづき
せっかくの夏休みも暗い顔で過ごす日が多く、アンジェが可哀想でした。




「おばあちゃんの家に行こうか?」
パパが、言い出しました。

「お盆には、まだ、早いでしょう!」

ママが、躊躇しているのを横目で見ながら、パパは、外出の準備の荷物作りを始めました。




バスに乗って、汽車に乗って
東北本線上りで40分余りのところにおばあちゃんの家があります。

「アンジェ!よく来た!よく来た!」

と、おじいちゃんもおばあちゃんもアキおばちゃんも
モエおばちゃんもかわるがわるアンジェを抱っこし合いました。




賑やかなところに来てアンジェは、興奮したのか

「ブーブーアブアブ」

と、訳の分からない事を言い続けています。




夕食になりました。

アンジェは、まだ、食べられませんがパパは、大喜びでおじいちゃんとビールを飲んでいます。

ママだけは、だるそうにして何も口にしません。




ママの姉妹たちは、そんな事にお構いなくトウモロコシや枝豆など口に運びます。

「お母さんの作ったものは、美味しいから、お姉ちゃんも少し食べたら」

と、言って進めます。



それに、つられてママが、箸を取りました。

アンジェは、「よかった!」と思いました。



EIA育児相談




posted by ノンビイ at 20:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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